あらゆる物体には、多少とも空隙がある。

以下の実験を行うことにより、皮に空隙があることがわかる。長いガラスの管があり、この上端には、底が気密になるように皮で張られた真鍮のカップが置かれている。管の一番下は真鍮のキャップになっている。この(下部の)キャップは管内の空気を排除するため、エアーポンプと呼ばれるマシンに接続している。

一定量の水銀を上部のカップに注ぎ、ついで管から空気を排除すると、水銀は、外部の大気圧のために、皮を通過して、雨のような小さな粒になって落下するのが観察される。