物体が、静止の状態から真空中で落下を開始するとする。すなわち、何らの抵抗も受けないとすると、次の三つの法則に従う。
 1.全ての物体は同じ速度で落下する。
 2.落下中に獲得する速度は、経過した時間に比例する。
 3.落下中に通過した距離は、経過した時間の二乗に比例する。
第一の法則は、次の実験によって証明される。6フィートの長さのガラス管の一方を塞ぎ、他方に開閉可能なコックを付ける。小さな鉛の球と羽毛が入れられる。空気がある場合は、管を急激にひっくり返すと、鉛球は羽毛より早く管底に達する。空気を抜いて同様にひっくり返すと、今度は、鉛球と羽毛は、同時にガラス管を通過する。