☆★☆- ホンの幕間 -☆★☆

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[ 続・フォネティックス ]
これはまた古い話で恐縮ですが、戦時中、ABCD包囲網というものがあったそうです。アメリカ、ブリテン、チャイナ、ダッチの四カ国が、寄ってたかって大日本帝国をいじめるというストーリイのようです。ところで昔の特急列車は一列が四席で、通路を挟んで二席ずつありました(今でもそうか)。これを車掌さんがチェックするのを見ていると、多少フシを付けながら、「8番、アメリカ、ブリテン、チャイナ、デンマーク、OK」なんてやってました。そうですね、いつまでも包囲網じゃ問題あるし、第一、デンマークの方が語呂がいいですよね。

そこに新幹線登場です。今度はE席ができました。ところでEで始まる国名って、意外と少ないですね。エクアドル、エジプト、エルサルバドル、エリトリア、エストニア、エチオピアあたりですね。まあ人口に膾炙しているという条件をつければ、エジプトとエチオピアぐらいでしょう。しかしどちらを取っても語呂はあまり良くありません。そういうことでこのフォネティック文化は、新幹線の壁を破ることができなかったのです(と、推測されます)。いわんやABCDEFGHJKぐらいまである旅客機においておや、です。覚えるだけで大変です。

客室乗務員さんがパニクってしまうでしょう。
2003/01/31(Fri) 晴れ


[ TV50年:構造的記憶事例 ]
TV放送開始50周年だそうです。某局ではCMがないのをよいことに、一日中このキャンペーンでうるさいこと、うるさいこと。南極からハイビジョンでペンギンの絵が毎日届いたって、テバには関係ないことです。それよりも、はるかに大事な、高柳健次郎先生の「イ」の字送受像50周年の時は何もしなかったのに、という気もします。このあたり、是非、会長の見解を聞きたいものです。

高柳先生がなぜ「イ」を選んだのか、今では判らないヒトもいるようです。テバなんかは、イロハのイと、ごく素直に理解できるのですが・・・。フォネティックとか言うらしいですが、アルファ・ブラボー・チャーリー・・・なんて、一生懸命覚えたこともありました。ひまさんにテストしてもらったら、20ぐらいはいけました。構造的記憶も捨てたもんじゃあありません。たとえば、

シエラ(S)さんはゴルフ(G)県の県都・マイク(M)市に住んでますが、県北のあたりは凄い雪だろうな、などと心配していました。テバはそのお隣のタンゴ(T)県・ユニフォーム(U)市の出ですが、県北の雪のことなんか、金輪際心配したことはありません。谷沿いに町が連なる県と、広大な平野の県との違いでしょうか・・・なんてことですが、これはもう、ややこしいことです。

そういえば、「了解」の「ラジャー」もフォネティックから来ているようです。receivedの「R」は、現在Romeoですが、旧版ものがあるようで、そこでは「Roger」となっているんだそうです。
2003/01/30(Thr) 晴れ


[ 98 ]
そういえば、もうひとつフォローしなければならない話がありました。今回は、大昔登場したワケシリ君からの受け売りです。ビルにおける電圧・電流・電力と社会経済に関する問題です。理科が大嫌いだった人は、読まない方がいいですよ。

店子としては当然の権利だと思ってたんです。いわゆるコンセント(正しくはソケット)には、100ボルトの電圧が供給されていると思っていたんです。ところが、これが大間違いだったそうなんです。ビルは、つまり、その家主の代理人たる管理者は、あろうことか大元で、電力会社との間で、100ボルトでの給受電契約しかしていないんだそうです。店子に100ボルトの電圧で供給する義務なんいうのは、最初からなかったんだそうです。全く知識がないんですが、ワケシリ君によれば、(本事例に則して言うなら東○電力)tepcoから家主が受け取った電気(?)は、ビルから各階への分電、各階から各店子への分電、そして個別末端への分電という多段階「分け分け」過程を通り抜けて、苦労を重ねた末に、やっとテバ近傍のあのコンセントに来ていたらしいんだそうです。

この結果です。とんでもないことになります。超末端のコンセントの電圧は98ボルトぐらいまで落ちているのだそうです。そのために、いろんなことが起きます。持ち込んだ蛍光灯がちらつくなんかは当たり前でした。実は、あの報告の後のことですが、可愛らしいヒーターを取り付けたら店子(つまりテバ)側のブレーカーが落ちる、という事件もありました。ゲシュタポみたいな家主の手先が、変な器具を使ってたんでないかい、と、恐ろしい形相で嗅ぎ回ってました。アンネ・フランクとしては、身をすくめてやりすごしたのですけど・・・。で、いろんなことの一つに、トドのつまりの決定打的なことがあります。電圧が98に下がると、使用電力量はビル全体としては相当に減るらしいのです。家主はtepcoには、使用電力量でお金を払っています。無知な店子との間で仲介するだけで、管理費を浮かしてしまうわけです。素晴らしい!

昔々、ヒューズという、瀬戸物のケーシングでできた器具がありました。中心部分の回路には、ナントカ金属とカントカ金属の合金を使っていたようですが、こいつはバカ正直なヤツでした。通過する電力が限度を超えると、我が身を溶かして回路を遮断し、電力会社と家庭の間の平穏を保全していたのです。ところが今やブレーカー全盛の時代です。こうなると、ますます家主側に有利になってくるのです。ブレーカーの正式名称を知ってました? 何と「電流ブレーカー」です。つまり、電流が一定値をオーバーすると、ただちに落ちるようになっているのです。ヒーターは電力で動きます。電圧が正規の100なくて98なら、電流をその分だけ増やそうとします。その結果、末端・店子側のブレーカーはしょっちゅうダウンするんです。謝るのはゲシュタポの方であって、アンネ・フランクの方じゃあなかったんですよ。管理費返せ!

【一般家庭では、tepcoから直接100ボルトで供給を受けてます。心配いりません】
2003/01/26(Sun) 晴れ


[ 未来の記憶(裏路地編) ]
おかげさまで2003カウントを通過いたしました。マクアイ・タイムマシンは、未知の未来に向かって驀進中(?)です。これを記念する意味もあるので、ちょっと気になる「前頭葉が縮む」話をフォローしておきましょう。これは正確には「前頭葉縮退」あるいは「前頭葉萎縮症状」とでも呼ぶべきもののようです。原因などは省略して、その現象部分だけご紹介すると、

「ゥゥゥ・・・。その結果、前頭部の脳内血流が障害を受けて、脳の代謝が異常になり、前頭骨の内部に水が溜り、大脳前頭葉が圧迫を受けて縮退するため、年齢に係わらず前頭葉の萎縮症状が現れる」

のだそうです。こんな症状に見舞われたら、大抵のヒトは生きていけないじゃないか、というように考えますが、そんなことはないから不思議です。その秘密はヒトの記憶システムが複線構造であるところにあります。これは、例の、女子大で地獄の講師をおやりになったこともある、某・天才K教授(*)からの受け売りです。画像的記憶と構造的記憶の話です。

誰しも思うことですが、小学校の一年生の教科書は、パッと開いた瞬間、バッと理解できるようにできています。しかしこれは、絵が多いとか、活字がバカデカいせいではないそうです。小学生というものは、本当にバッと理解しているのだそうです。OCRソフトがやるみたいに、一画一画分析しているのではない瞬間的認識で、これを画像的記憶といいます。

画像的記憶の問題は、大容量のメモリーが必要なことです。このために、ヒトの前頭葉はあれだけ巨大になるのだそうです。画像的記憶に優れたヒト、これがお受験等においても有利な社会システムになっているのだそうですが、このことの是非はまた別問題として、社会人になっても漫画しか読ま(眺め)ないという習慣病の原因でもあるらしいですね。

ところでもう一つの構造的記憶ですが、これは、関連づけの記憶です。Aという刺激があるとBを思い出し、次にCを、・・・、という記憶です。この記憶構造は年齢と共に発達します。つまり、画像的記憶がRAMであるとすれば、こちらはROMに相当するのですね。そして一番重要なことは、回路的構造の記憶ですから、かなり少ないメモリーでも済むらしいのです。

もう判りましたね。前頭葉の細胞が毎日何十万と死滅しても、一方で、回路的記憶が構築されるので、マイナスをカバーすることができるのです。画像的記憶は、10代の半ばぐらいで構造的記憶に取って代わられるのだそうです。これで天才少年が平凡な大人になることも説明できます。平凡であっても、生きていく上では支障ありません。いや、逆に有利かも知れません。

言い方を変えると、構造的記憶は、回路が固定しているので「頑迷固陋」になっているとも言えます。年寄りが頑固なのは、こうした固定的回路に頼っていることの結果だそうです。いや〜、揺りかごから墓場まで、いろいろ説明できています。そのうえ、墓地が近い人にも安心立命を与えてくれます。素晴らしい理論です。やっぱ天才ですよね、K先生は。

(*):2002.2.4
2003/01/25(Sat) 晴れ


[ 幻想の雪達磨 ]
出がけに窓の外を見る。雨は降っていないようだ。傘はいらない。カーテンを閉める。瞬間、ふと、今の窓外の光景を思い出した。雪ダルマが歩いていたような気がするのだ。いいや、そんな筈はない。いくらなんでも、あの通りを雪ダルマがなんて・・・もっと田舎なら別だけど・・・きっと、さっき見たTVの天気予報の残像さ、そう思うことにした。外に出ると雪がちらちらしていた。

アジの開きになって日光浴をしていたり、雪ダルマが歩いているのを見たり、人間の脳の働きって不思議ですね。[不思議なのはお前の脳だよ、の声あり]。今までの人生は前頭葉を頼りに生きてきたわけだけど、そろそろ脳の他の部分も使ってあげなければいけないのかもしれません。[単に前頭葉が縮んできただけだよ、の声あり]。う〜〜んとセラピー、な一日の始まりでした。癒されました。

【アブナイモードでした】
2003/01/23(Thr) 雪


[ エコリーフ ]
ライフサイクルという考え方が提出されてから随分経ちますが、そろそろ具体的に使う動きがでてきたようです。ヨカッタ、ヨカッタ・・・。去年から始まったエコリーフなんかは、現在40品目ぐらいですが、将来を期待させる試みです。たとえば某社の複写機と、某々社の使い捨てカメラ、これだけ違ったもの同士のエコ度比較なんかも、即座にできます。それぞれを1台製造するという前提ですと、

まず複写機です。

 温暖化負荷(CO2換算)   773 kg  
 酸性化負荷(SO2換算)     1 kg
 エネルギー消費量    16,994 MJ

次に使い捨てカメラ。

 温暖化負荷(CO2換算)   766 g  
 酸性化負荷(SO2換算)   1.3 g
 エネルギー消費量      14.3 MJ

「これだけ違った」といいましたが、本当は、両者は同じような原理から出発していますし、機能も「写スンデス」なのだから似たようなものとも言えます。すると、複写機は約千倍のエネルギーと環境負荷を要するわけです。あとは使い方です。100台の使い捨てカメラを使う人は、その間、複写機を1/10だけ使う人と、何かが等しくなるはずなのです。何かって何でしょう? ・・・コマッタ・・・。
2003/01/22(Wed) 晴れ


[ 神の子 ]
気象庁が長期予報を訂正するらしい。20日付けで。大要は、エルニーニョだから暖冬だと思ってたけど、まあ、今思えば平年並みか少々寒い冬になる、というものらしい。・・・激怒! あの良心的な店員さんのいたベ○ト電気なんか、すでに暖房器具の投げ売りセールに走ってしまっている。売れなかったんだよね、おかげで。今更寒い冬だなんて言われても、このデフレ加速の加害には取り返しがつかないはずだ。気象庁長官なんか、ちゃんと謝罪会見をして、エルニーニョじゃなかったのか、エルニーニョだったにも拘わらずなのか、その辺のところを明らかにする義務があるはずだ。

気象庁の下部組織に気象台というものがある。この「台」というのは、局とか課とか、組織の格を表すものらしい。いにしえの文献によると、明治政府が八年に東京気象台を置いたようだ。いろいろ比較すると、これは今の中央官庁の局に匹敵する重要組織だったらしい。確かにそうだ。当時は、いろんな国と戦争しなきゃならないというような、現在の米国大統領的ノイローゼ状態だったのだから。したがって、相当な秀才を集めたらしい。あの「天気晴朗・・・」の原文も東京気象台(改め中央気象台)の電信だったらしい。皇国の興廃をかけて気象予報をやっていたんじゃないか、当時は。

それが何だ! 暖房器具の売れ行きは皇国の興廃に無関係なのか!

【オジンモードでした】
2003/01/18(Sat) 晴れ


[ ムーチービーサ ]
頭光さんからメールが来ましたが、その中に、「こちらの方は、ムーチービーサと言われるが如く、寒い日が続いており・・・」というくだりがありました。ムーチービーサというのは、大寒の寒さらしいですね。そこで久しぶりに太陰暦を見てみると、確かに大寒は先週の10日(旧暦12月8日)でした。なるほど良く当たるものだ、と感心した次第です。続いて、「動くのが億劫で、こんな日は何もせず黙って泡盛をちびりちびり・・・」とあり、なるほど適切な表現だ、と再び感心しました。

この「ムーチー」というのは「餅」のことです。なんで餅が「冷ーさ」で大寒の寒さなのかというと、この日には魔除けのために餅を食べるからだそうです。ムーチーを包む皮には、大島桜ならぬサンニン(月桃)の葉を使います。この葉には強力な防虫・殺菌効果があるとされます。寒さで弱っているこの時季の健康法といったところですか。魔除け云々の話にも繋がるわけですね。ここでの魔というのは「鬼」のことで・・・という話もありますが、長くなりますので、とりあえず割愛します。

テバトロンを始めてしまって後悔しています。早速チョンボをやってしまいました。そして「疎ボロス(Uroboros)」へと・・・、この辺、完全なマッチポンプスタイルですね。
2003/01/16(Thr) 晴れ


[ 図鑑・部分改訂 ]
大琉球釣魚図鑑の部分改訂をしました。琉名と和名の部分です。たとえばクロミーバイ(キビレハタ)には、イシミーバイ(カンモンハタ)を追加しました。どうも追加したものの方がメジャーのようです。もっとも、この魚種は、black spotted grouper として世界中におり、名前もそれこそゴマンとあるようです。

シジャー(テンジクダツ)には、リュウキュウダツという和名もあったようです。カライモ、サツマイモのように、使われている地域が違うのかもしれません。ところでサツマイモは沖縄では何というでしょう? 正解はリュウキュウイモでした。これは琉大の教授から伺った話です。ホントですよ。

これから写真を探さなきゃならない魚種が10も残りました。そうそう、困った魚だけど、師匠には困るほど釣れることがあるカーハジャー(カワハギ)も入れると11になります。10種については、名前だけ挙げておきましょう。

 えーぐゎー、とかじゃー、とぅかきん、あーがちゃー、あんだーち
 やまとびー、はいいゆ、うじゅるー、うきざーら、がらさーみーばい

ま、名前だけじゃどうしようもないことは確かですね。
2003/01/15(Wed) 晴れ


[ 長い間の忘れ物 ]
そのかみ、頭光さんから頂いていた大琉球釣魚図鑑の訂正用資料が出てきました。新規追加分はしばらくおくとして、魚名の増補訂正はすぐやりたいと思います。たとえば、

 琉名:ガーラ → 和名:かすみあじ

などです。どうもシマアジにしては、幅が広いと思ってはいたんですが。
2003/01/14(Tue) 晴れ


[ 不思議ビルの片隅から ]
現職場は、不思議なビルに入居していたのです。天井の蛍光灯には、とりたてて問題ありません。けど、少々暗く、細かい字の書類なんかが見にくいのです。そこで、Zスタンド式の卓上蛍光灯を導入しました。ところがこれがチカチカして、とても何も読めたものではないのです。チカチカは目じゃなくてスタンドの方ですよ、もちろん。で、これは、周波数の不安定な機器を多数使っているための干渉現象かと反省し、白熱灯に換えてみたんですよ。しかしこれもチカチカなんです。蛍光灯と白熱灯の原理の違いは判りますよね。質問のある人は、子供電話相談室までお電話ください。

すなわち、電圧まで微小変動をしていたんですね。そうなると、これでも敷金なにがし、家賃かにがしのビルか! と激怒するしかなくなるんです、当然。あちこち、関係者らしき方面に文句を言いました。だけど誰も取り合ってくれないんです。なぜかというと、慎重な調査と実験の結果判明したのですが、テバとその周辺のコンセントだけで起こる現象だったのです。そのあたりには、プライベートな照明を必要とする人がいないのです。故に、一般問題化・政治問題化しないのです。細かい書類なんか見ないヒトばかりだったのです。いにしえ、三鬼先生が指摘された「アブナイ会社」の一つでありました。

半分、あきらめかかっていたのです。しかし、コンセントについて考察し、ヘルツを勉強し、ボルタの研究を行った揚げ句、突如ひらめいたのです。すなわち、あの「全世界対応【自動切替】電圧変換器」です。ジャーン! ちょうど海外出張から帰ってこられたので、お出ましを願いました。取扱説明書には、「日本では使わないでください」などと書いてありましたが、金で買った以上、煮て食おうと焼いて食おうと、お代官様の思いのままじゃ、うっひっひ、です。取り付けちゃったのです・・・・このコロタマは大成功でした。現在、卓上蛍光灯は、安定した光源として燦々と輝いています。

それにしても異次元・・・ここだけ東南アジアか?

註:コロタマ=コロンブスの卵
2003/01/09(Thr) 晴れ


[ 流れ流れて騙されて ]
タクシーの運転手さんから聞いた話は、大要、こうである。

【川崎競馬場で史上3番目の高配当が出たという。何と540万円らしい。第8レースである。60本ぐらい出たらしいが、ある女性がそのうち10本を買っていた。彼女は貴賓室で現金を受け取り、競馬場がサービスで付けたガードマンに護衛され、その足で銀行に向かった。券売窓口のおばちゃんが記者に喋ってしまったらしく、後でキツく叱られたという】

で、この話を信じたテバは、「謎の協力者・ひまわし」さんに得々として伝えた・・・が、ひまわしさんが示したA社のニュースはこうであった。

【川崎競馬場で7日にあった第8レースで、中央、地方を含め3連複で競馬史上最高となる547万730円の高額配当が出た。的中者は1人だった。主催者によると、的中したのは、千葉県船橋市にある場外馬券場で購入した50歳代の男性。「50万円だと思ったが、500万円だったのでびっくりした」といい、現金をカバンに詰めてすぐに帰ったという】

何と、合っているのは「川崎」、「第8レース」、「540万円」ぐらいで、あとはまあ、驚くばかりの作り話になっていた。多分、タクシーの運ちゃんから運ちゃんへと伝わるうちに、尾ひれが付けられ、改竄されていったのだろう。しかし、うかつであった。地方競馬のツナギ・レースぐらいで、億単位の賭け金が動くはずがなかった。川崎と貴賓室もミスマッチだし。

ひょっとすると、運ちゃんは判っていてひっかけたのかも知れないですね。
(競馬やったことないので、用語等のミスはお許しください)
2003/01/08(Wed) 晴れ


[ 内部経済・外部不経済 ]
日本人はノーベル経済学賞だけは、まだ貰ってないんだそうだ。が、週末TV等でのエコノミストの能弁ぶりや、経済学者が財政・金融担当相をやってのける多才ぶりを見るにつけ、不思議な感じさえする。もっとも、このごろはパソコンで走るマクロ経済モデルなんかも簡単に入手できるらしいから、昔は理文系といわれたこの分野も、今や、文化系占い派ぐらいになってきているようだが。

年賀状の話ばかりで恐縮だけど、昨年の暮れは余裕をもって投函したため、年内に「宛先に見あたりません」で返されて云々の葉書は結局10通近くになった。500円ほど損(C)したけど、住所録ノーチェックだから、その労力の得(B)に比較すると微々たるものだ、すなわちB/Cが極めて大きな優良な事業であった。と、悦に入っていたのが5日夜までのことであった・・・・・・

6日は御用始め。この時から、異変が起きた。来る人来る人が謝っているんである。なぜか。皆さんテバ宛に出した賀状が返ってきたという。そのわけは、一昨年の秋まで住んでいた旧住所宛に出したからだという。ノーチェック投函事業をやっている御同輩は、結構多いらしい。しかし、そう、昨年の正月は郵便局に出してあった住所変更届けが有効だったのだ。あの有効期間は、たしか1年。

なるほどね。テバの損(C1)を遥かに上回る不経済(C2)が、外部にもあったのだ。世の中のことは、このように考えなければいけなかったわけだ。ノーベル経済学賞の道は遠い。
2003/01/07(Tue) 晴れ


[ あけまして・ヤレヤレ ]
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

暮れから、親孝行や子どものなんとかかんとかで帰省しておりまして、本日帰宅いたしました。帰りてみればコハイカニ、というか、予想通り年賀状の整理です。古い落語では、コハイカニを怖い蟹と勘違いした浦島太郎は、なんて噺もありましたが、この際、全く関係ありません。家庭内配達と、自分宛のものの分類学を始めましたが、少々疲れて、あとは明日ということにします。

しかし、大雑把に数えましたので、ご披露申しあげましょう。今日現在で頂いた方296名様の、姓の音分類です。

 あ行 65枚
 か行 34枚
 さ行 48枚
 た行 28枚
 な行 23枚
 は行 27枚
 ま行 30枚
 や行 33枚
 ら行  0枚
 わ行  8枚
 ん行  0枚

驚きましたね。いえ、枚数がどうのというのじゃなくて、「あ」と「さ」の頑張りようです。それ以外で、27〜34なんていうのは、大数の法則から見れば誤差の範囲です。それに引きかえ「ら」、「わ」、「ん」のマイノリティーぶりは何でしょう。「ら」や「ん」などはゼロですよ、ゼロ。そういえば、知り合いを思い浮かべてもそんな姓のヒトは出てきません。ん〜〜、やっぱ出てこない。

「ら行」や「ん行」にお知り合いがおられる方、ぜひ、「楽ガキ」にご紹介下さい。
2003/01/04(Sat) 曇り